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2007/10/25

XBOX360 改造計画◆電源編

筐体に引き続き、電源改造編です。

 XBOX360に温度計やファンを増設する際に困るのは電源が取れる場所が限られていること。それを改善するには、外部から電源を引き込むか、XBOX360の基板にターミナルを立てて電源を取るかの二者択一。

 ならば・・・いっそ電源をATX仕様に改造して、さらに5/12V出力が簡単に得られるよう改造してしまおう!というのが発端です。温度計やファン、LEDなど今回はモロモロを詰め込むため、どのみち電源の改造は避けて通れないので、この際なので徹底的に自分仕様にすることに。

 ATX化の方法は2つ。XBOX360のACアダプタのコードを切って、そこから先をATX電源コネクタに変える方法。もしくは変換ケーブルを作って、ATX電源と接続する方法。
 しかしこの方法を実現するにはそれぞれ問題が・・・。まずACアダプタのコードを切ってしまうと、再利用が難しくなるということ。 そして後者の場合はコネクタが汎用品ではないため、コネクタの調達が難しいこと。

 じゃぁ・・・どうするか。 XBOX360にATX電源を直結すればOK
 ただ直結すると取り回しが不便なので、中継コネクタを利用して、どのATX電源でも使えるように今回は改造しました。

 つまり、こんな感じ。
071024j

 以下悪戦苦闘の作業手順を紹介します。

まず、何はともあれ情報の収集。
参考にさせて頂いたサイトは、
XBOX360 で GO!
です。ここの方はACアダプタのように電源コネクタを作っています。

さて集めた情報を整理してみます。
◆XBOX360 電源コネクタのピンアサイン(本体の背面から見たピンアサイン



+5VSB
PWR
Enable


+12V
+12V
+12V
GND
GND
GND

 12Vラインは3本ありますが、これをそのままATX電源(20ピン)仕様に変換してしまうと、困った問題が発生します。それはATX-20pinには12Vラインが、1つしかないのです。1本でも恐らく動くのでしょうが、200Wとも言われるXBOX360の消費電力を考えると、単純に12Vで割ると17A近い電流が流れることに。普通のATX電源にとって、12V/17Aくらいは全く問題ないのですが、問題はたった1本のラインに17Aを流してしまうことです。
 そこで12Vを他からも供給することにします。それはATX 12Vコネクタ(4ピン)。 今やほとんどのATX電源に標準装備されている、この端子を使わない手はありません。 またATX 24ピン仕様の電源を使うことを考えると、もう1ライン電源を引っ張ってくることができます。

そんなわけでモロモロを加味した対応表がコチラ。


ピンアサイン 使用電源
XBOX360側 ATX 20pinATX 24pin
12V-1 pin 10 pin10
12V-2 未接続 pin11
12V-3 ATX12VATX12V
GND1~3 GND
PowerEnablepin14 pin16
+5VSB pin12 pin14
なし +5V追加

さらにATX電源には5Vラインもあり、ATX12Vも2本あるうちの1本が余るので、これも内部に引き込みます。5Vラインは増設するLEDや温度計の電源として使ってます。また将来搭載する予定のセンサーや基板類の電源としても使う予定。

さて、PowerEnableラインですが、XBOX360とATX電源では論理が逆になってるらしいので、そのまま繋いでも動かないらしい・・。というわけで、XBOX360 で GO!でも紹介している方法、フォトカプラを使います。

 うちにもジャンクの電源はたくさん転がってるので、探したらすぐに発見。
外付HDDの電源基板。
071024k
載っていたチップは、SHARP製のフォトカプラ「PC817」
071024l

フォトカプラは独特の形をしているので、見れば大抵分かります。これの内部構造はこんな感じ。
071024m

片方に電流が流れると反対側も反応して通電するという簡単な仕組み。一種のリレーのようなモノです。そしてこれをどのように取り付けるかは、XBOX-scene.com に方法が載ってます。 フォトカプラ意外にもトランジスタを用いる方法も紹介されています。 

とりあえず、フォトカプラを取り外し、さらに同じ基板から120Ωの抵抗も引き剥がして準備完了です。

まずは、XBOX360の電源コネクタを取っ払います。
071024n
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ソルダーウィックと高いワット数のハンダコテを使ったので、ちょっと表面が荒れてますが気にしないでください。

ちなみにコネクタをバラすと中はこんな感じで、ベース部分は3ピース構造になってます。
071024p

基板背面から見たピンアサイン
071024r
ここにATXケーブルをブチこむわけです。
もっともダイレクトに繋ぐと、利便性が悪いので今回はATX24-ATX20変換コネクタを利用しました。
071024s
071024t

こんな風にカットするんじゃなくて、全部引き抜きました。貧乏性なので、こういうコネクタは捨てずに取っておく性分なのです。またいつか使う日が来るかもしれませんし。(そうやってゴミが増えてく)

続いて使わない配線も抜いていきます。写真右端のブルーのケーブルは、ATX24ピン電源を接続したときに+12Vが供給されるラインです。(あえて色をかえてあります)
071024u

さて今回は他にもいろいろ繋ぐので、小さなプリント基板を用意してフォトカプラや、LEDの端子台を載せます。
071024v
まだ作業中なので、スッキリしてますが、このあとモノすごいことに・・・。

ここから先は、永延と単調な接続作業なので、写真ではなく図で紹介。 
071024_ps

しまった・・・書き漏れがある orz
実際には、5V端子台にOn/Offスイッチが付いてます。これによりLED/温度計を一括で電源OFFにできます。個別にスイッチ付けようかと思いましたが、光が邪魔なときは全部邪魔だよな・・・というわけで、まとめてOn/Offすることに。

端子台はこんな感じ。ピンヘッダはジャンクマザーボードから引き抜きました。
071024x

テストの最中は、こんな感じで雑然としてます。
071024w

ひとまず、無事に動いたってことで、電源編は終わりです。
071024q


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コメント

諸事情によりXbox360側のコネクタが欲しいのでジャンクXboxを買い、貴記事を元にATX電源化してみたいと思っています。

分解までは行ったのですが、コネクタの半田が溶けません。コネクタのはずし方を教えていただければありがたいのですが……

投稿: sohms | 2015/05/16 13:11

>sohrmsさん
コメントありがとうございます。
返事が遅れてすいません。
箱○のハンダは、鉛フリーなため融解温度の高いハンダが使われてます。
通常の鉛入りハンダは183℃で解けますが、鉛フリーだと200〜227℃とかなり高くなってます。
そのため、温度の高いハンダコテが必要になります。
また融点が高いため長時間コテを当てると温度が分散してしまい、うまく溶けません。また分散した温度が他の電子部品に影響を与えることもあります。(特にコンデンサ)
ともかく外すためにはRoHS対応のハンダコテを1本用意しましょう。
ただ、新たに取り付ける際には利便性を考えて通常の鉛入りハンダと、通常のコテで作業するのが良いと思います。

投稿: KONG | 2015/05/21 21:42

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