タムテックギアのギヤ比を計算してみる。
ちょいとググってみたところ、1/10 EPカーのギヤ比計算はあちこちに載ってるのですが、タムテックギアのギヤ比については、あまり情報が無かったので、自分なりにまとめてみました。
まずは参考にしたサイト
・ラジコンでドリフトを楽しむSmall Foutains' Home
こちらのサイトの中にある「ラジコンの基礎知識」がとても参考になります。
続いて
・知らゲー
こちらの記事でリアルに100km/hを目指す計算式が紹介されてます。
あとは
・らじ☆ぱーく
こちらで書かれていた、<ギア比の計算>も参考にさせて頂きました。
では、どうやってタムテックギアのギヤ比を割り出すか。
実を言うと、タミヤのホームページにその回答があったりします。
・TamTechGear GB-01シャーシキット
上記のリンク先の一番下に「ギヤ比 10.86:1」と書かれており、めでたしめでたし・・・って自分が知りたいのは、現在改良を続けているロードローラーのギヤ比が一体幾つなんだ?という点。
まずは情報の整理から。カタログスペックにある、10.86:1というギヤ比を構成しているのは、GB-01キットのマニュアルから
・ピニオン 16T
・スパー64T
ということが分かってますので、ココからギヤ比が固定されている2次減速比を割り出します。
基本式 最終減速比=スパー÷ピニオン×2次減速比
10.86=64÷16×2次減速比
10.86=4×2次減速比
2次減速比=10.86÷4
2次減速比=2.715
というわけで、2次減速比は2.715。これでピニオンを変えた時のギヤ比が分かります。
早速計算してみると・・・
12Tの場合 64÷12T×2.715=14.48
14Tの場合 64÷14T×2.715=12.41
16Tの場合 64÷16T×2.715=10.86
18Tの場合 64÷18T×2.715= 9.65
となります。あー、すっきりした。
ってか、18Tでも9.65か・・・。遅いわけだ・・・。
19Tを入れても9.14:1にしかならない。
スパーギアも64Tより小さくてタムギアに合いそうなのって見当たらないしな・・・。
ついでにスポーツチューンSPTを積んでピニオンを18Tにして1/10用の大きいタイヤ(外径65mm)を履かせたとして、理論上の最高時速は何km/hになるのか計算してみた。
モーター回転数÷ギヤ比×タイヤの外周=1分間に進む距離
22200rpm/9.65×65mm×3.14(π)=469535mm=469.5m=0.4695km
0.4695×60分=28km/h
むぅ、SPT+18Tだと65mm径のタイヤでも30km/hに届かないのか。この前ビデオを使って実測した、約24km/hという結果はそれなりに妥当な数字だった模様。
そうそう、タムテックギアに標準で搭載されているRK370モーターの回転数って幾つなんだろ?と思ったんだけど、この式を使って逆算してみる。タイヤ径はタミヤのカタログ値より64mm、時速17km/hから逆算。
モーター回転数÷10.86×0.00020096=17km/60min
モーター回転数=15311rpm
まぁ、そんなモンなんですね~。
とりあえず30km/hを超えるためには、25000rpmを超えるモーターが最低限必要なコトは確かのようです。
ちなみに、1/10クラスの・・・例えばTA05シャーシにノーマルなRS540モーターでも、
14000rpm/7.159×64mm×3.14×0.000001×60min×=24km/h
というわけで、実のところタムテックギアにスポーツチューンSPTを付けた状態と、1/10ノーマルはあまり変わらないくらいのスピードということが分かります。(理論上は)
それでも恐らくスポーツチューンSPTなタムテックの方が体感的に速く感じるのは、重量が軽いためと、ローギアードなおかげで加速性能が良いためと思われます。ただコーナリングからの立ち上がりなどは昔の記憶(思い出)からトルクフルな540モーターの方が速いようにも思えます。(これはそのうち比較してみたい)
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コメント
難しくて全然分かりませんが1/10のタイヤの外周の数字64mmってのは間違いではないですか?
投稿: バカボン | 2019/07/24 00:55
あ、すいません…
3.14かけてましたね(^^;
投稿: バカボン | 2019/07/24 00:58
あ、すいません…
3.14かけてましたね(^^;
投稿: バカボン | 2019/07/24 00:58