M-03六角穴ネジ化キット 説明書(前編)
TAMIYAの「M-03/M-03M/M-03L」(Mシャーシ)を六角ネジ化するための「M-03六角穴ネジ化キット」の取り扱い説明書です。
基本的にM-03 MINI COOPER RACINGの組立てキットの説明書を元に説明しています。M-03M、M-03Lとの違いは、シャーシの長さ、またはエクステンションの有無だけです。M-03Rにも使えますが、ネジの数が異なりますので基本的に非対応となります。
六角穴ネジ化キットに含まれるネジはシャーシのみで、ボディ側のネジは含みません。またフリクションダンパーのネジ類、サスシャフトも除外します。
この説明書は基本的な六角ネジのセットとなる「M-03六角穴ネジ化キット STAGE-I」と、M3×14mmの段付きネジを六角穴ネジ化する「M-03六角穴ネジ化キット STAGE-II」の両方を組み込んでいます。
以下、超長くなるので例によって折りたたみ。
※写真をクリックすると拡大します。
【1:デフギヤの組立て】
デフギヤを組み立てます。
M-03やTT-01系のギヤデフには9mmのシムワッシャが付けられるのですが、これの大きさってちょっと特殊なんですよね~。

内径が9.5mm、外径が14.8mmとなっています。このサイズのワッシャは規格品ではないので、普通のネジ屋やとかホームセンターで売ってません。というわけで、失くさないよう注意しましょう。ほんとはもう少しギヤを重くしたいので、厚みのある同径のワッシャが欲しいのですが売ってないので、タミヤ・カスタマーサービスから買うしかないかな・・・。
ギヤデフの組立ては特に難しい点はありません。説明書では付属のグリスを塗ることになってますが、今回はアンチウェアグリスを入れてます。
ギヤデフ外側にハメる9mmのシムには今回モリブデングリスを塗ってます。ここはセラミックグリスでも何でもOKかと。
【2:ギヤの取り付け】
M-03で使うベアリングは、1150サイズ×12個、850サイズ×2個。
タミヤから発売されているM-03用ベアリングキットには、専用のシャフトも同梱され高価です。なのでサードパーティから出ている汎用の1150/850サイズのベアリングを個別に手に入れるか、タミヤのOP-1025 TT-01 TYPE-E フルベアリングセットを流用する方が安上がりです。
スパーギヤに1150と850ベアリングを付けるわけですが、850ベアリングは奥まで突っ込む必要があるので写真のように同梱されている、十字レンチを使ってベアリングを押し込みます。
あとはベアリングを各所にハメこみ、カウンターギヤなどを取り付けます。
続いてバッテリーホルダーを六角穴ネジ化キット STAGE-I のM3×10mmを2本使って固定します。
【3:ギヤケースの組立て】
ギヤケース兼シャーシを組立てます。シャーシを閉める前にギヤ類へのグリスアップをお忘れなく。
使うネジは六角穴ネジ化キット STAGE-I の
・バッテリーホルダー M3×10mm×2本
・ギヤケース M3×10mm×4本
を使って組み立てます。
シャーシのネジこみは比較的に力が要るため、グリップの太い六角ドライバーの使用をオススメします。
【4:フロントアームの組立て】
フロントアームを2組作ります。
ここで使うネジは六角穴ネジ化キット STAGE-I のM3×10mm×2本です。
【5:フロントアームの取り付け】
フロントアームを取り付けます。今回はOP-301 タミヤ ステンレスサスシャフトセットを使用しています。
続いてフロントのアッパーアームを取り付けます。
キット標準ではM3×14mmの段付きネジ(写真右)を使いますが、六角穴ネジ化キット STAGE-II を使う場合は、M3×14mmの六角穴ネジ×2本と、テフロンスペーサ(A)をネジ1本につき2個(写真左)使用して取り付けます。
取り付け方は、写真のようにネジにあらかじめスペーサを1個入れ、
ネジを通してから残りのスペーサを入れて、最後にフロントアッパーアームをネジで締め込みます。
ネジはきつく締めすぎないよう注意してください。アッパーアームを指で持ってプラプラと自由に動く程度の締め加減にしてください。
またスペーサが緩いように(ガタ)感じる場合は、スペーサの外側にグリスを塗ってください。そしてネジを締めたあとハミ出たグリスは拭き取ってください。なお塗るグリスはアンチウェアグリスでもOKですが、動きがかなり重くなるのでモリブデンやセラミックグリスの使用をオススメします。なお、ガタつきが感じられない場合はグリスを塗らなくてもOKです。この部分のガタは樹脂成型部品側の精度に左右されるため、臨機応変に対処する必要があります。
アッパーアームを組立てたら、ジョイントカップにOリングを入れて、デフに差し込みます。
【6:フロントアクスルの組立て】
アクスルホルダーにピロボールを立てます。
フロントホイルアクスルに軸受け(またはベアリング)を入れてから、アクスルホルダーに挿しこみ、
Cハブキャリアを組み立てます。
Cハブキャリアを留めるネジはキットに付属のものです。
本当は、この部分も六角ネジ化する予定だったのですが、ちょうどいいサイズのスペーサなどが見つからないので、現時点ではこの仕様となります。
またユニバーサルシャフトを一緒に組み込む場合は、Cハブを組み立てる前にユニバーサルシャフトを入れましょう。
【タミヤ OP-597 M03アッセンブリーユニバーサルシャフト】

ユニバーサルシャフトを組み立てる際に、イモネジを締め込みますが、
このとき、イモネジにネジロック剤を塗布しておくとトラブル防止になります。
ユニバーサルシャフトを入れるとこんな感じになります。ユニバーサルシャフトのジョイント部分にアンチウェアグリスを塗るのをお忘れなく。
【7:フロントアスクルの取り付け】
六角穴ネジ化キット STAGE-II を使う場合は、M3×14mmの六角穴ネジ×2本と、テフロンスペーサ(A)をネジ1本につき2個使用して取り付けます。ただし、内側になるテフロンスペーサの頭部分はカットして挿入してください。
テフロンスペーサは非常に柔らかいため、カッターで簡単にカットできます。ニッパーでもカットできますが、切りすぎる恐れがあるため注意してください。カットするのは内側だけです。
組み立てるとこのようになります。サスアームがスルスルと動くかどうか、この時点でしっかり確認しましょう。渋かったり重かったりする場合は、六角穴ネジの締め付けを弱めてください。
【8:ピニオンギヤの取り付け】
モーターに紙製のプレートを挿入してから、ピニオンギヤを取り付けます。
M-03のモーターは、TT-01と同じブリキ缶のRS-540SHが付いてました。そしてナゼかコンデンサ(ノイズキラー)が付いてませんでした。うーむ。
ピニオンギヤのイモネジにはネジロック剤を付けておきましょう。
イモネジはこの時点で軽く締めこむ程度にしておき、
キットに付属のピニオンストッパーを取り付けてピニオンギヤの位置を確定してから、イモネジをキッチリ締めましょう。
【9:モーターの取り付け】
キット標準のピニオンは20Tなので、写真の位置で固定します。
モーターを固定するは、六角穴ネジ化キット STAGE-I のM3×22mm×2本です。またピニオンギヤのバックラッシュを確認する窓をカバーする部分はM3×10mmのネジを使います。
※タミヤ OP-344 M03アルミヒートシンクを使用する場合は、OP-344に付属するネジをお使いください。
ピニオン18Tを使用する場合は、青いラインの穴、16Tを使用する場合は赤いラインの穴にネジを通します。
M-03のギヤは0.6モジュールですので、タミヤのAVピニオンが使えます。
・タミヤ SP-356 0.6モジュール AVピニオンセット20T、21T
・タミヤ SP-355 0.6モジュール AVピニオンセット18T、19T
・タミヤ SP-354 0.6モジュール AVピニオンセット16T、17T
しかし、なんでタミヤのピニオンは2個セットなのだろう? 偶数歯の16T/18T/20Tセットみたいのを出せばいいのに・・と常々思ってたりします。
長くなりましたので、後編に続きます。
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