各地域でいまだに繰り返されている紛争や戦争。起こった事実は伝えられるけど、その背景や紛争の根幹をニュースで知ることはあまりない。
私達は漠然とニュースを眺めているけれど、本当にそれでいいのか?と最近思うようになり、遅まきながらイロイロ本を読むようになりました。
ちなみに高校では世界史はあったけど、現代史の授業が無かったので私は一般の人より理解が浅く、それが逆に興味を掻き立てられる原動力にもなってます。 もっとも現代史を学んでもすっかり忘れてしまってたでしょうけど(笑
こういうのはネットではなく、本で情報収集するのが一番です。なぜならネットは垂れ流し情報であり、全く整理されておらず、しかも校正がないため情報の精度にかなり問題があります。
本になるということは、著者が取材するなり調べたものを紙面化するわけですが、その途中には最低2人のチェックが入ります。一人は当然、編集者。もう一人は発刊を許可する立場の人です。編集長だったり校正専門の人だったり、内容をチェックする専門の人がいる出版社もあります。また歴史ものを扱う場合は、大抵の場合、その道の専門家(大学教授だったりジャーナリストだったり)に意見を求め、曲解や歪曲がないかどうかもチェックされます。(最近は出版不況のためにずいぶんと端折ってしまう本も散見されますが・・・)
そうやって出てきた本でも100%正しいわけではありません。しかしネットの情報より“信頼”に足りるのです。まぁより情報の精度を求めるなら、別の著者、別の出版社の本も何冊が読むのが良いです。
さて実家に帰るまでの長旅では最低でも3冊くらいの本は読めてしまうので今回はこの4冊をチョイス。
まずは雑学・暇つぶし系のこの2冊。F1の本は半分以上が既知の情報でつまらないものでした。もっとディープなものを期待したのですが、取材のツッコミがぜんぜん足りておらずF1ファンを満足させるようなものではありませんでした。 極道のは・・・・まぁ暇つぶしにはなります(笑
で、次にこの2冊。
これはスゴイ! 私が持っていた疑問に見事に答えてくれる本です。どちらもオススメですが、Part2だけでも十分勉強になります。なぜアルカイダが台頭してきたのか、インドとパキスタンはなぜ犬猿の仲なのか、そういった史実が歴史的背景から分かりやすく解説されており、これは社会人として読んでおくべき本だと思った次第です。 ミャンマーの項目は日本人として、いろいろ考えさせられました。
また以下の本もあわせて読むと、より歴史的背景の理解が深まるかもしれません。(どちらも以前に読んだ本)
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