アイアンマン観てきました。
映画館で観てよかった!
トランスフォーマーよりもスピーディーな展開で、パワードスーツのギミックがリアルでカッコよすぎ。
あぁ、コレほしい・・・・。
さて、この映画で感心したことがあります。それはパワードスーツに搭載されるコンピュータの制御方法。
肢体の動きに合わせてスーツが動くのは、制御方法として確立されつつあるので、現代の技術でもそう難しいことではありません。けれど・・・ガンダムでも何でもいいのですが、スーツに搭載される機能、例えばミサイルの発射とか、ジェット噴射とか、そういったコンピュータ制御のものをどうやって人間が操作するか?という点です。
ガンダムのようなコックピット形式ならスイッチを押せばいいわけですが、スーツ形態の場合、操作ボタンを機体の外に出してしまうと損傷して使えなくなる可能性があります。じゃぁ、人間の神経にリンクする・・・という方法もありますが、針なり何なりを体に挿すと着脱のたびに人間側が消耗してしまいます。
で、アイアンマン。 劇中にも何度か出てきますが主人公は「声」でマシーンとコミュニケーションを取っています。そう、コンピューターに声で命令を出しているわけです。ミソは声で“操作”するのではなく、声で“コミュニケーション”を取っている、という点です。これは目から鱗というか、この方法なら半自動でスーツを制御できるわけで、戦いを念頭においたパワードスーツを有効に機能させる、画期的なアイディアだと思いました。
もちろん、その前提には声でコミュニケーションが取れるほど高度なAIが必要なわけですが・・・・。
続いて、10/4に封切りされたガリレオ探偵の「容疑者Xの献身」。
文庫は半分くらい読んでたのですが、結末を読む前に先に映画を観てしまいました(笑
最近の邦画は結構面白いのが多いのですが、これもよかったです。最後のクライマックスのシーンで、堤真一の迫真の演技は心を打つものがありました。ドラマ版ではほとんど姿を現さなかった草薙刑事がちゃんと出てきますが、ドラマ版の延長ということもあり、相棒は相変わらず内海刑事(柴咲コウさん)です。
しかし、本当に切ない物語ですね・・・。白夜行に何か通じるものがあるのは、同じ原作者である東野先生の作品だからなのでしょう。
原作がしっかりしてるからこそ、という面もありますが配役もピタリとハマっており、いい映画でした。
追記:
さっき原作本も読み終えました。
その上で改めて思い起こしてみると、工藤役がダンカンなのはNGかも。工藤役は小林薫氏か、小林稔侍氏、あるいは渡辺 いっけい氏なんかがいいんじゃないかなーと思ったりした。ついでに、品川も出てたけど、チョイ役なのに目立つようなガッツポーズとか、あのシーンいるのか?と。
原作ではバトミントンをするガリレオ探偵ですがドラマ版ではそんなシーンはないので、映画では代わり?に雪山登山のシーンがあります。お金かかってるなーという感じですが、雪山のシーンは無くても問題ないような気がしました。二人の友情というか、お互いの妙な信頼関係を描きたかったのかもしれませんが・・・。
ドラマ版では内海刑事はいい感じでしたが、映画ではほとんど出番ありません。というか、容疑者Xの原作に沿う以上、ここはやはり、男の友情をベースにした物語ですので、内海刑事ではアンバランス。草薙刑事が常に出ていますが、内海刑事とセリフを二分するような形になってしまってるのが、ちょっとチグハグな印象があるかも。まぁ映画は原作をなぞるだけではなく、時には型破ることも必要なので、このあたりのサジ加減は難しいとは思いますけどね。
ともかく原作を知らなくても、ドラマ版を観たことがある人なら、この映画は楽しめると思います。
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